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2016年9月27日火曜日

備忘録:富士登山と高山病

昨夜のニュースでは、富士山の頂上付近にうっすらと雪がかかっている航空写真が出ていた。もう富士登山のシーズンも今年は終わり。先月登ってきた時のことを、忘れないうちに書き留めておきたい。

自分にとっては3回目の富士登山だったのだけれど、最初に登ったのは小学5~6年のころ。この時は8合目あたりで高山病になった。2回目は15年ぐらい前で、このときは5合目から登り始めるあたりから何となく高山病っぽくて、どうしようと不安になったけれど、それ以上に具合が悪くなることはなく、特に問題なく頂上に到達した。

今回は、ご来光を拝むために夜から登頂開始したのだけど、前日の睡眠があまり十分でなく、明らかに睡眠不足気味だった。その上、天気は雨。雨の中で荷物を引っ張り出すのが面倒で、雨合羽を上しか着なかった。足ぐらい冷えても、動いていれば大丈夫だろう、天気予報によれば、そのうち雨もやむはずだと高をくくっていた。

しかし、雨はなかなか止まず、8合目を越えたあたりから急に動けなくなってきた。高山病だ。いくら呼吸をしても動く気になれない。極端にペースが落ちて、最後は死ぬ気で何とか頂上に到達した。

今回高山病になった要因は、
1.雨に濡れたことによる冷え
 雨の中で荷物を引っ張り出すのが面倒で、上だけしか雨合羽を着なかったのが失敗。
2.睡眠不足
 前日の睡眠が十分でなく、直前の仮眠もほとんど取れなかった。

この二つが原因だと思っていたのだが、いろいろ考えてみた結果、

登って下りるまで一度もトイレに行かなかった⇒内臓が機能していなかったのかもしれない。
水分摂取が足りなかった。ちょっと気持ち悪かったので、何も口に入れる気がしなかったのだ。
もしかしたらこれが一番大きな原因だったかもしれない。体液バランスの崩れは内臓、特に腎臓に負担をかけるようだ。

リンク:登山初心者は高山病になるのが当たり前?

持っていった水の量はペットボトル2本。そのうち登りでは1本しか飲まなかった。

教訓としては、感覚に頼らずに論理的に考えて行動を決めること。

もともとは体が強いほうではなく、若いころは徹夜がきかない身体だったから、それを思えばほぼ徹夜でとりあえず登って下りて来られただけでも、ずいぶん強くなったと思うことにしよう。


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