aikoの『skirt』、この曲の魅力には3つのポイントがあると思う。
まず1つめは、この動画で解説されている通り、イントロに象徴されるテンションの使い方など楽曲の面白さ。でもそれが理屈っぽく聴こえない。
2つめは、歌い方として自然な感覚で、あるいは確信犯的に、音程をフラットさせている。しかし、全部の音をフラットさせるのではなく、いわゆるブルーノートをフラットさせる特徴がある。
菊地成孔氏は、一般的なブルーノートの3つ(3度、5度、7度)だけではなく、4つ目がフラットしていると指摘。確かによく聴いてみると、6度もフラットしてるかもしれない。
3つめは、声質として、突っ走る声というか、ピッチのコントロールが効きづらい声ともいえるのか、そういう性質の声を持ったヴォーカリストは多いし、この声質に、ポイントとなるタイミングでピッチを合わせるセンスと技術プラスされると魅力的なヴォーカリストであり得る、そういうタイプだと感じる。
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