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2025年12月9日火曜日

突っ走る声と、コントロールが良い声、どちらがヴォーカリストとして魅力的?

 先日、aikoの声について、突っ走る声というか、ピッチのコントロールが効きづらい声というふうに書いたけど、そういう声と、逆にコントロールが効きやすい声と、2種類あるように思う。

例えば、女性ヴォーカルでいえば、ピッチのコントロールが効きやすそうな声はホイットニー・ヒューストンで、コントロールが効きづらそうな声はマライア・キャリーだと思う。マライアの声はコントロールが効きづらいが比類のないパワーを持っていて、ヴォーカリストとしての魅力は甲乙つけがたい。

野球のピッチャーに例えるなら、抜群のコントロールをもったピッチャーと、コントロールは多少不安定でも、剛速球や強烈な決め球を持っているピッチャーと、どちらがバッターにとって手強いかは、ケースバイケースだろう。

ものすごくコントロールが良い声は、例えば僕の大好きなヴォーカリスト、アル・ジャロウの声だ。ピッチもリズムも自由自在で、スキャットの名手とも言われるが、これも抜群のコントロールがなせる技だ。スキャットはコントロールがないと、訳が分からなくなるだろう。




ロッド・スチュアートの声は、ハスキーで倍音成分が多く、ピッチが明瞭でないこともあるが、いきおいで突っ走る、コントロールが効きづらそうな声だ。しかし、ここぞというポイントで正確に合わせることができる。



ジミ・ヘンドリックスのヴォーカルは、勢いとともにピッチも波打ち、一つの歌い方しかできないタイプ。それだけにシャウトが格好良い、というか、全部がシャウトに聴こえる。



ロックの場合、突っ走る声だからこそ、シャウトが決まる。(アル・ジャロウの声でロックはきまらないだろう。)



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