ジャズの即興演奏についての本質的な部分を非常に分かりやすく説明してくれている。パット・メセニーの創造的で幅広い音楽性の根底に、実地での演奏経験をベースにした、ある意味保守的な学びとたゆまぬ努力があるということが分かる。
ジャズの即興演奏になぜ理論的なものの把握が、それが意識的であれ無意識的であれ、必要なのかという疑問に、言語を話すときの文法を例にとって話している。そして、ビバップがどんなジャズにとっても基本的であり、ビバップが根底にない音楽は退屈、というのは自分の実感とも一致するが、その理由が腑に落ちる見事な説明だ。