キース・ジャレットの有名なソロピアノのコンサートでの即興演奏を譜面に起こして、クラシックのピアニストが演奏したこの作品が、ジャズといえるかどうか、という議論を含め、話題になっているようだ。
ジャズかどうか、という点では、そもそもオリジナルであるキース・ジャレットのコンサートの企画からして、即興演奏ではあっても、ジャズとして企画されたコンサートという感じではなさそうだ。
その即興演奏を譜面に起こすことを、キース・ジャレット本人が了解し、監修したらしい。再演奏することに価値があるほど、美しい旋律であることは確か。即興演奏なのに、無駄な音ひとつない。そういう優れた即興演奏は時々しかおこらない。しかもこのコンサートでは、演奏されたピアノが手違いでまったくひどいコンディションで、キース自身も体調が最悪の状態だったというから、そんな状態でこれほどの旋律を生み出したということは、キース・ジャレットが圧倒的に卓越した即興演奏家であるということはいえるだろう。
そして、その演奏を美しい音で再演したクラシックのピアニストは、譜面に起こされた音楽を表現するピアニストとして優れている、ということは言える。
0 件のコメント:
コメントを投稿