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2014年1月19日日曜日

奥が深いダイエット(食事法)

元々はダイエットに興味があったわけではない。やせ形で太らない(太れない)体質だったし、肉も大好き、甘いものも好きだったのだが、半年余り走り続けているうちに、食べるものが自然に変化してきた。肉類を以前よりも欲しなくなり、野菜や果物を食べたいと感じるようになった。体が欲しているものに対する感覚が鋭くなった。

減量よりはむしろ、筋肉をつけたい、糖質制限なんかしたら、ますますやせ細ってしまうのではないか、筋肉をつけるのはたんぱく質を摂るのが基本かな、と考えて、ダイエットとか、食べることについて興味を持つようになったのだが、今の世の中にはありとあらゆるダイエット法がある。ちなみにここで言っているダイエットというのは、減量とか美容のためのダイエットということではなく、dietという言葉の本来の意味、食事法、何を常食とするか、という意味だ。

ヴィーガン(完全菜食)でウルトラマラソンを走る伝説的なランナー、スコット・ジュレクにまず興味をもった。もともとはたんぱく質を多く摂っていたが、菜食生活をすると体が強くなると確信したのだという。

さらに、ドルチェ式食事法というのがあるらしい。
【高タンパク低脂肪】は古い?プロテインとサプリを捨てた格闘家達【炭水化物摂りまくり】

数々の格闘家を指導しているという食事法は、大地で育った自然な食事を大切にした上で、炭水化物をたっぷり摂るのだという。これは半端ではない運動量の格闘家だから成立するダイエットなのかもしれないが、筋肉をつけるためには高タンパク、という今までの常識をくつがえすものだ。

糖質制限といえば、こういう本も話題になっている。
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学(夏井睦)

こちらは炭水化物の全否定だ。炭水化物は摂る必要がなく、一方で肉類はいくら食べても良いという。こちらも極端な説とも思えるが、人類に繁栄をもたらした穀物栽培が、今度は人類に危機をもたらすという説は別の意味で興味深い。

ここまで正反対だと、実際何を食べれば良いんだろう、と思ってしまうが、ここは能天気に、人間の身体はフレキシブルにできているから、いろいろなダイエット法が成立するんだろうと考えることにする。実際、人間はさまざまな環境の中で生活し、野菜や穀物中心で生活している人間もいれば、野菜が手に入らず、ほとんど肉類ばかりで生活している人間もいるのだ。いろいろあるダイエット法の中でどれかが絶対のものであると考えるよりは、それぞれの説が示唆に富んでいると思えば興味深い。

一つ確かに言えると思うのは、身体を動かすことはその身体のフレキシビリティを促進してくれるのではないかということだ。たとえカロリーをたくさん摂っても、半端ではない運動量のアスリートなら大丈夫なのだろうし、実際、一流のアスリートに偏食で有名な人は多い。

イチロー、中田ヒデ、スーパーアスリートのスーパー偏食伝説

自分はもちろん一流アスリートほど運動しているわけではないが、身体を動かし続けることが、自分なりのダイエット法を見いだすための助けになるだろうと思っている。

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