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2016年2月11日木曜日

クロスプレーンV8とBMWの特許

V型8気筒エンジンには、クランクシャフトの違いによって2種類あり、音やフィールが大きく違っている。いわゆる旧いアメ車の排気音、デロデロという特徴的なパルスの効いた音がクロスプレーン、一方、フェラーリのV8はフラットプレーンというタイプだ。


クロスプレーンとフラットプレーンのメカニズム的な違いは以下のWikipediaを参照。
V型8気筒 - Wikipedia



多気筒なのに一つ一つのシリンダーの鼓動が感じられるような音がクロスプレーンV8の魅力だ。





アメリカンV8エンジンを載せたイタリアン・スポーツカー
デ・トマソ・マングスタ





一方、イタリアのスポーツカーメーカー、フェラーリのV8は、滑らかで甲高い排気音になる。それは、クランクシャフトがクロスプレーンではなく、フラットプレーンだから。






より新しい458イタリアになると、さらに1オクターブ高い音になる。




そして、これはどうだろう?
BMW X6


クロスプレーン独特のパルス感がほとんどない!
この車はクロスプレーンV8でありながら、バンク間に配置した2基のターボユニットに、両バンクをまたいで排気間隔が等間隔になるように集合させる「クロスバンク・エキゾーストマニホールド」を採用している。

詳しい解説はこちら

Tokyo Automobile Study Group

歴史に名を刻む、画期的なV8エンジン

BMWが特許を取っているらしいが、正直言って、こんなんで特許取れるんだ、と思った。
私だって考えていた、というか、少なくともエンジニアだったら誰でも思いつきそうなアイディアじゃないか。

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