モナコ市街地コースを走るモナコGPを最も得意とし、モナコマイスターとも呼ばれたアイルトン・セナが初めてモナコGPで優勝したのは1987年。しかしこの年にセナが乗ったロータス・ホンダのマシンはアクティブサスを搭載し、重量が重かった。
経営難だった当時のロータス・チームが技術力をアピールするために未完成だったアクティブサスを強引に持ち込んだ。36段階の切り替え装置がついていて、コーナーごとに設定を切り替えながら、しかもマニュアルミッションのシフトチェンジも繰り返しながら、目まぐるしくコーナーが続くモナコのコースで優勝を飾ったのだ。
そんなことは、本当にセナにしかできないことだった。
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