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2014年5月24日土曜日

良いロックは、一発目で分かる

今日のNHK EテレのSWITCHインタビュー達人達は、ミュージシャンの佐野元春と漫画家の浦沢直樹がボブ・ディランの足跡を辿る、という企画。ロックと漫画は、いつも近いところにあった、かっこいいもの、大人に一撃を喰らわせる方法だったのだという。でも残念ながら僕は、漫画をほとんど読まない。ロックは少しは知っているが、正面から向き合ったことは、たぶんない。ボブ・ディランは、1枚しか聴いていない。
漫画は、白い紙から描き始めるところが、音楽と似ている。即興性に富んでいるという。そう聞くと、なかなか面白そうだ。ジャズ好きとしてはそそられるが、あくまで概念として分かっているだけだ。

即興性といえば、良いロックは一発目で分かる、というようなことを、確かビデオか何かの中でスティングが言っていた。この人は良く分かっている。分かっているということと、できる、ということは別のことだが。サンタナの名曲、「ブラック・マジック・ウーマン」だって、タラリ~と弾きはじめる一発目の音で空気が変わる。残念ながら、僕のロックの知識がきわめて乏しいので、そんな良いロックが他にどれぐらいあるのか分からない。
ジャズの世界なら、やっぱりマイルス・デイヴィスだ。「マイルス・スマイルズ」というアルバムの一曲目、オービッツの出だしなんか最高だ。タモリも大学のジャズ研でトランペットを吹いていた時、この曲をコピーしたということをきいたことがある。マイルスの一曲目の出だしへのこだわりは、ジャズ離れしている。他のジャズミュージシャンだと、理屈っぽ過ぎたり、泥くさすぎたりして、ロックらしいすがすがしさに欠ける。ロッカーじゃないんだから、当たり前か。

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