世界最高峰のインショア・ヨットレースのアメリカスカップは、38回目となる次回に向けて大きな変化があるようだ。
風の力から推進力を得るヨット、その推進力を得る帆を動かすのも、油圧は介したとしても、人力で動かすのが基本で、腕でペデスタルを回したり、37回大会ではサイクラーがペダルを踏んで力を生み出していたのが、次回はサイクラーがなくなり、バッテリー駆動になってしまうという。
艇の上をクルーが動き回るシーンは、もう前回の37回大会でも完全に見られなくなっていて、カウルの下で4人のサイクラーが黙々とペダルを踏んでいるだけだったから、それがバッテリー駆動になっても、見た目は変わらないといえばそれまでだが、スポーツという感じはなくなり、ますますハイテク競争の様相が濃くなってしまうのは否めない。
それと、この動画には入っていないが、もう一つ大きな動きとして、現在無敵のエミレーツ・チームニュージーランドのスキッパー、ピーター・バーリングが離脱して、イタリアのルナロッサに入るらしい。これでイタリアが強くなれば面白くなる。
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