pinterest

2017年8月10日木曜日

世界の自動車産業の急速な電化とともに重要性を増すフォーミュラE

フォーミュラEシーズン3が終了し、タイトル争いでトップを行っていたルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミがモントリオールでの最後の2レースでタイトルをふいにしてしまうという幕切れとなった。結果的にチャンピオンになったのは、昨シーズンもブエミとタイトルを争ったアプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシだった。




こうなったのは明らかに、セバスチャン・ブエミがモントリオールの前のニューヨークの2連戦を欠場した影響があった。
欠場の理由は、スケジュールが重なったWECを優先させたためで、トヨタでWECに出場するブエミにとってはトヨタとの契約が先であり、フォーミュラEへの参加はあくまでWECの活動に影響しない範囲でということが前提であったようだ。
今急速にフォーミュラEの重要度が上がってきていることを考えると、今後FIAの他のレースと被るようなスケジュールは組めなくなってくるだろう。

【コラム】急成長を遂げるフォーミュラE。継続発展に必要なことは?

今後フォーミュラEにはさらに多くのメーカーの参入が予定されている。

ポルシェがWECから撤退しフォーミュラEに参戦(FE参戦状況を整理)

次のシーズン4では、アウディがチームを買収してワークスになる。
シーズン5からはBMW、そしてシーズン6からメルセデスとポルシェが参加することになっている。

そして、フェラーリまでが可能性に言及している。

フェラーリ会長、FE参戦示唆も「フェラーリ以外のブランドを使う」

今後さらに多くのメーカーが参加することで、ドライバーを含め優秀な人材がフォーミュラEに参加するようになることを期待したい。

今のF-1やWECはあまりに複雑すぎて、ドライバーの仕事はアスリートというよりはオペレーターだ。それに比べるとフォーミュラEのほうがむしろモータースポーツの「スポーツ」らしい面を残しているという印象がある。今後F-1やWECがどういう方向に変化していくかにもよるが、フォーミュラEもより魅力的なシリーズになってほしいと願っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿