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2017年2月6日月曜日

電気自動車への移行と、電池バブル

米EVメーカーのテスラ・モーターズとパナソニックが米ネバダ州に世界最大のリチウムイオン電池工場、「ギガファクトリー」を建設し、実際にバッテリーセルの生産が開始されたようだ。

ギガファクトリーでバッテリーセル生産開始

技術よりはむしろ起業家的発想で電気自動車を魅力的な商品として成功させているテスラは、スケールメリットによるコストダウンという強みも手にすることになるのだろう。

しかし、知らなかったんだけど、中国最大のエコカーメーカーの比亜迪汽車(BYD)は2016年に、米EVメーカーのテスラ・モーターズの約8万台を上回る、10万台以上を販売した。既に中国は世界一の電気自動車大国になっているのだそうだ。

この中国の巨大なエコカー市場と、欧州での環境規制強化、カーシェアリング事業の拡大によって、電池バブルが来る、というのが、雑誌「週刊エコノミスト(2月14日号)」の特集になっている。

リチウムイオン電池関連の設備投資が世界中で加速している。日本の各社にとっては技術の高さを発揮できる市場であることは確かだが、中国・韓国勢も確実に台頭してきており、価格競争は激化していくことが予想される。

電気自動車への移行は否応なく進んでいく。ヨーロッパの自動車各社がフォーミュラEに向かいつつあるのも、その背景にはこういった状況がある。

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