ヨーロッパを中心に、都市の中心部での車の使用を規制する日を設け、車への過度の依存を考える契機とするために行われているカーフリーデーが、マレーシアの首都クアラルンプールでも実施されているという。
もうだいぶ前のことになるが、クアラルンプールを訪れた際には、小型のモーターサイクルがたくさん走りまわっていたのが印象に残っているが、今は歩行者とサイクリストに優しい街づくりを進めているということだ。こういう施策が世界中で進んでいけば、環境問題、エネルギー問題、そして健康問題にプラスになるはずだと思う。
<以下、記事の拙訳>
コペンハーゲン、ストックホルムなどの例を引用し、クアラルンプール市長ダトゥク・アフマド・フェサル氏は、クアラルンプール市が1日完全に自転車文化を受け入れることを期待している。
市全体の歩行者・ジョギング愛好者・さまざまな動力を持たない乗り物に乗る人のために月に2回実施されているカーフリーデーで、市長はそう述べました。
市民は今のところカーフリーデーのための道路の閉鎖を受け入れている一方で、アフマド・フェサル氏は、それはクアラルンプールの文化の促進というよりは、むしろ観光ギミックのようだと感じている。
「我々は常にこのイベントを提供するためにそんなにお金を費やすわけにはいかない。」人々が街でいつか自由に自転車を使えることを望んだアフマド・フェサル氏は言う。
「自転車に乗りたいので、街に行きたい」というのではなく、「イベントを見たいから行きたい」となっている。もし何のイベントもなければ、人は来ず、自転車文化を維持することはできない。
改良された歩道とともに、ミッドバレーメガモール、ムルデカスクエア間の市内初のサイクリングトラックの最近の完成により、クアラルンプール市はゆっくりと歩行者やサイクリストに優しい街づくりに努めている。
「我々は、クアラルンプールの人々がその空間を楽しみ、自由に家族と街を探索することができることを確実にしたいのです」と彼は付け加えました。
ムルデカスクエア、クアラルンプール市役所(DBKL)、KLそごう、コンコルドホテルとKLCCを経由する7キロのルートは、カーフリーデーのたびに2時間車が締め出される。
ほとんどの訪問者は歩行者、ジョギングや自転車だが、インラインスケート、スケートボード、ハンドサイクル、スクーター、さらには電動一輪車の人々も見ることができる。
イベントは、マーチングバンドとDBKLによる経路を巡る無料の馬車、さらには毎回カーフリーデーの後のズンバセッションもあって、より活気づいている。
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Mayor: Embrace cycling culture
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