それにしても、現代はレジャーのようになっている山歩きだが、昔は修行であり、衆生を救うための方法であったようだ。
本殿は山の中腹あたりにあるのだが、すぐ近くに駐車場もあって、そこまで車で登ることもできる。しかし、海沿いを走る国道135号線からさらに海岸のほうに下りたところから、歩いて登る参道がある。今回はそこから歩いて登った。
その登り口のところに、道後・有馬と並ぶ日本三大古泉の一つ「走り湯」の源泉がある。洞窟の中に源泉がわき出ており、そこまで入っていける。これもまた役小角が発見したと言われているらしい。ちょっと入ってみたら、すぐに奥まで着いてしまうのだが、洞窟の中は湯気に満たされていて、温泉に浸からなくても、温泉に入ったあとのような爽快感があった。あとで調べると、源頼朝が旗揚げをしたときにここで再起への力を得たという伝説もあるようだ。
本殿まで837段の石段をひたすら登る。
本殿からさらに上に登る道があり、険しい道が白山社、そして本宮まで続く。
本当は一番上の本宮まで行きたかったが、時間の関係で、本殿から20分程で着く白山社まで登った。
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