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2015年4月28日火曜日

走ること=飛ぶこと、飛ばずに進むのが「歩き」

走ることは、飛ぶことだ。走るという動作の中には、足が両方とも宙に浮いている瞬間がある。それが歩くこととの違いだし、同じ人力で進む動作である自転車とも違う点だ。それを文字通り痛感させられている。
というのは、昨日ぐらいから腰痛で、じっとしているとなんともないのだが、体の動かし方によって時々ビリっとくる。

どこかが痛いときは、そこをかばって走る格好の練習のチャンスと捉えるようにしているのだが、さすがに走る=跳ぶ動作のあとの着地の衝撃が一回一回腰にひびく状態では走れないので、競歩のまねごとに切り替えた。
先月、世界新記録を出した鈴木雄介選手が話題になっているが、競歩というのもなかなかおもしろそうだ。また、競歩の歩きは走るためのトレーニングとしても有効だと思う。

競歩では、跳ねると、もっと具体的に言えば足が両方とも宙に浮くと反則になってしまう。これがルールの一つ(ロスト・オブ・コンタクト)。もう一つは、着地から脚が垂直になるまでの間、ひざが曲がってはいけない(ベント・ニー)。これも「跳ばない」動作の歩きならでは。まさしく走らせないためのルールだ。「跳んだ」後の着地ではひざを曲げないと衝撃を吸収できないはずだ。

この、ひざを伸ばすというのが、普段フォアフットで着地することになれている私にはなかなか難しい。ひざをピンと伸ばすように意識しながらかかとから着地するが、その後すぐに自然にひざを曲げてしまう。それを曲げないように意識していると、ぜんぜん速く進めない。慣れない動きをするために肩が凝ってきた。

でも、跳ねずに滑らかに前に進む感覚は、けっこう新鮮かもしれない。

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