ポルシェ919EVOは、世界耐久選手権WECでトヨタに勝ち続けたマシンをベースに、レギュレーションの制約を取っ払って速さを追求したマシン。これに対抗するF-1マシンは、ルイスハミルトンのドライブで最強であり続けた時期のメルセデスW11と、今年圧倒的に強いレッドブルRB19だ。
4本のタイヤがむき出しのフォーミュラカーにくらべて、タイヤがカウルに覆われているWECのマシンは空気抵抗の面では圧倒的に有利な上に、性能の制約になるWECのレギュレーションを無視して性能を追求した919EVOは、ストレートでは格段の速さを見せる。
しかし、コーナーになればストレートで築かれたギャップをあっという間に詰めて逆転してしまうW11の速さは驚異的だ。この時代のF-1は、フラットなアンダーフロアでダウンフォースを獲得するための技術が成熟していたことを物語っている。
それに比べて、今年の最速マシンRB19がかなり遅いことも印象的だ。現行のF-1のレギュレーションがかなり技術的にチャレンジングであることがよくわかる。グランドエフェクトカーが復活した去年からのF-1は、見るからに挙動が神経質で、操縦しづらそうだからな〜
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