WRC世界ラリー選手権では、昨年トヨタのヤリスがコンストラクターズタイトルを獲得しているが、35年ほど前、グループBというモンスターマシンばかりだったカテゴリーの中にあって、4輪駆動ではなくコンベンショナルな後輪2輪駆動で、ツインカムといっても4バルブですらないエンジンで、主にアフリカで活躍したトヨタのマシンがあった。
当時のトヨタには、4バルブエンジンすら、グループBの登録に必要な200台分生産することに社内でのコンセンサスが得られなかったようだ。しかし、灼熱のアフリカの原野を高速で突っ走るこのサファリラリーのようなラリーではターボによる直線スピードの伸びと、何よりも優れた耐久性が強みを発揮した。
サファリラリー1984年~1986年に3連覇、強力なライバルが年々増えても耐久性を武器に勝ち続けた。
ちなみにサファリラリーは今年復活する予定だったが、コロナの影響で中止、来年以降に持ち越しとなっている。
トヨタ車の耐久性については、特に発展途上国等ではカローラの驚異的な耐久性が知られているという。
カローラの耐久性がヤバイ!カローラの海外での活躍まとめ
カローラに限った話ではないが、日本では走行距離が10万キロにもなると普通に廃車を考えるが、カローラを使い倒している国では、「10万キロでカローラを廃車なんて、日本人頭おかしいんじゃないか?」と思ってるらしい。
エジプトで自動車関係の事業を行っている知人からも、同じようなことをきいたことがある。
新型コロナ感染が長期化しそうな今、経済活動は当分の間、封鎖と再開を繰り返しそうだが、そんな中でも世界中で産業は回していかなければならない。そういう中で、トヨタカローラのような、過酷な環境でも長く使える道具は、経済的にもエコロジー的にも大切な財産といえるだろう。
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