10年以上前のトヨタのコンセプトカー。2気筒のガソリンエンジン+ハイブリッド、高張力鋼板や新開発の高発泡材料を用いることで、ハイブリッドでありながら空車重量を786kgまで軽量化している。
先日の日産とホンダの統合など、自動車産業の業界再編に大きな影響を与えているのは、いうまでもなく電化の流れ。近年のBEVは、バッテリーを大型化する力業で商品力を維持するための航続性能を確保しようとしている。車重はどんどん重くなり、これは本来エコロジー的に考えてむしろ逆行している。
軽量化によって、クルマを動かすのに要するエネルギーを根本的に小さくすること、そして、ピストンエンジンのバランスを取るのに最低限必要な2気筒までシリンダー数を減らすこと、これは今こそ見直すべき健全なコンセプトといえるのではないか。
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