明日から自転車ロードの最高峰レース、ツール・ド・フランスがはじまるが、ツール・ド・フランスでも活躍したフランス人のベテランクライマー、ロマン・バルデが2025年のクリテリウム・デュ・ドーフィネをラストレースとする引退予定を発表したということだ。ツール・ド・フランスは今年が最後ということになる。
これまでのツール・ド・フランスでの総合最高順位は総合2位。それがこの2016年だ。
この年のツール終盤のステージ19は、ツールならではの醍醐味を味わえるアルプスの山岳ステージ。しかもラスト46キロあたりからの雨のためスリッピーで難しいコンディションの中でも、バルデは上りだけではなく下りも速い。総合首位イエロージャージのクリス・フルームとニバリもラスト11キロあたりで落車、フルームはチームメイトのゲラント・トーマスのバイクでレース復帰。終盤バルデはアシストとともにアタック。ラスト9.4キロあたりでヒヤッとする場面も。しかしそのあとは単独でアタック。最後に振り切ってステージ優勝を飾った。厳しいコンディションの山頂ゴールのステージが、バルデの真骨頂だ。
今年のツールでも熱い走りを期待したい。
0 件のコメント:
コメントを投稿