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2022年1月10日月曜日

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第1話の感想

 伊豆を舞台にスタートした今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第一話、いきなり流人である源頼朝が監視役の伊藤祐親の娘、八重に産ませた子供が殺されるなど、容赦ない時代背景と、登場人物の人となりがたった1時間の中に凝縮された濃いストーリーが展開された。この時代の予備知識がないと、ちょっと理解が難しいのでは、とも思ったが、笑わせる演出も豊富だったので、誰にでも楽しめたことは間違いないだろう。

当時の伊豆は、当の源頼朝がそうである通り、流刑者が都から流されてくるようなところだから、ドラマで描かれているような草深い土地だったのだろう。そして登場する当地の武士達は単純で荒っぽい人柄に描かれているが、それも当時の状況を考えれば大方そういう感じだったのだろうという事はイメージできる。

しかし、そういった環境から、その後の武家政権の基盤、それも個人の実力のみではなく組織力で統治する幕府のシステムが、急速に立ち上がったのだとしたら、やはり注目に値する時代なのだろうと思う。

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