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2021年11月22日月曜日

工事が終わった韮山反射炉(世界遺産)

伊豆の国市にある韮山反射炉が、当分の間、工事をしていたが、10月29日に終わったので、先週行ってみた。

江戸時代末期に海防の急務を説いた韮山代官江川太郎左衛門英龍が、鋳鉄製の大砲を造るために創設したものだ。世界遺産にもなっている。


高く聳え立っているのは煙突で、その下の部分に、熱を反射させて鉄を溶かす反射炉がある。


「花咲く伊豆の国フェア」というのをやっていた。



こちらが入口。ガイダンスセンターの中で、映像や展示による説明を見ることができる。


以下の動画で、反射炉の概要が分かる。





左側に石炭投入口、右側に原材料となる鋳物鉄投入口が並んでいる。



鋳鉄製の砲身の中をくりぬくための動力として、この古川の水力が使われたという。



展望台からは、反射炉の向こうに富士山が望める。



江川太郎左衛門英龍は、この韮山反射炉のみならず、その大砲を設置して江戸の海防をかためるために品川台場の築造、あるいは以前紹介したロシア使節プチャーチン一行のための洋式スクーナー君沢形の建造の責任者にもなっている。

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