自転車ロードレースはヨーロッパでは日本などよりはるかに親しまれたスポーツだが、観戦する層は高齢化し、魅力を感じるポイントの一つは美しい風景だということだ。
先日行われた伝統のワンデーレース、イル・ロンバルディアを見逃し配信で観た。
シーズン終盤を飾るこのレースも、イタリアのリゾート地の非常に美しい景色の中で行われ、「落ち葉のモニュメント」とも呼ばれる。
レースは序盤からアタック合戦が続き、チーム力を結集してメイン集団のペースを上げ、プリモシュ・ログリッチェがアタックを敢行したところからの流れが面白かった。
そこに昨年優勝のヴィンチェンツォ・ニバリと、ティボー・ピノがアタックして追いつきトップグループに。
世界選手権2位だったロマン・バルデは、登りでメイン集団から遅れつつあったところで観客と接触して落車、上位争いから脱落。
コロンビアの若手天才クライマー、エガン・ベルナルは下りでものすごい勢いで追い上げてトップグループに合流。最終的には遅れて12位。ログリッチェは下りが速いが登りではニバリ、ピノに置いて行かれる。
終盤はティボー・ピノが昨年優勝のヴィンチェンツォ・ニバリを突き放そうと何度もアタック、最後にアタックが成功してラスト14kmを独走して同大会初優勝を飾った。
0 件のコメント:
コメントを投稿