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2018年6月24日日曜日

1960年のマイルス・デイビス・クインテットのライブ録音

ジャズ喫茶「いーぐる」を経営される後藤雅洋氏が「ジャズの名演・名盤」という本の中で、

 CD時代の到来は、すべてのジャズ・ファンをコレクターのレベルにまで引き上げた。昔なら一枚数万円出しても入手が困難だった”幻の名盤”が、いともたやすく購入できるのだからうらやましい。

と書かれているが、私はちょうどそのCD時代が到来したころ、大学生になりたてで、本格的にジャズを聴き始めたのもその時期だった。ジャズの名盤と呼ばれるようなものが普通に店頭に並んで1000円台で買えてしまう時代だった。しかし、それでも、自分のお金で買うのだから限界はある。

それが今ではyoutubeで、名盤と呼ばれるような作品のみならず、以前なら入手不可能、あるいは世に出ることすらなかったような貴重な録音や映像ですら、タダで聴けてしまうのだから、聴かなきゃもったいない。




1960年のマイルス・デイビス・クインテットのオランダ、アムステルダムでのライブ録音。先日紹介した「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」の1年前のライブだが、ソニー・スティットが入っている録音はレアなはず。音使いも音色もわりと明るいので、ウィントン・ケリーのピアノともよくマッチして、マイルスのクインテットとしては良い意味で軽い印象の演奏だと思う。

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