今週末はWRC第６戦ラリー・ポルトガル、トヨタのタナクの速さに期待！

今週末はWRC第６戦ラリー・ポルトガルだ。
前戦のアルゼンチンと同様、ハイスピードのグラベル。空力性能に優れたトヨタのマシンは、もともと高速コースに強かったが、雑誌「オートスポーツ」誌の記事によると、データ上、トヨタはあらゆる路面で一番強いマシンになっているという。そしてアルゼンチンで優勝したオット・タナクは、一発の速さでは今一番のドライバーだ。

これは第３戦ラリー・メキシコでのオンボード映像




グラベル路面にも関わらず、ドリフト量が大きくないのが見て取れる。この必要最小限のドリフトアングルでの走りは、コーナーリング中にもラジエター等に比較的まっすぐエアが入るため、エンジン冷却にもプラスに働く。

今後、トヨタの勝ちがタナクに集中するとすれば、ドライバー選手権でタナクが優位になる可能性がある。

タナクの追撃と、安定性を欠くけれどこちらも速いヒュンダイのティエリー・ヌービルの追撃を、安定した強さで選手権をリードしているオジェがいかにシーズン最後までしのげるか、そこが今後の見どころだ。