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2016年2月27日土曜日

洗練されたテクニックと人間的な温かみが同居したシンガー、アル・ジャロウ

先日のエントリーで書いたように、2月3日に亡くなったモーリス・ホワイトが率いていたアース・ウィンド&ファイアーでブラックミュージックに目覚めたのだけれど、それ以降はジャズにも興味を持ち、どちらかといえばインストゥルメンタルの即興演奏のほうに関心が向いたので、歌モノはそれほど聴いていない。しかしそんな中でもアースウィンドのモーリス・ホワイトはずっと好きなシンガーだったし、もう一人あげるとすればこのアル・ジャロウだ。
二人に共通するのは切れのいいリズム感。アップテンポの曲でもスローバラードでもメリハリの効いたヴォーカルを聴かせてくれるところ。

この曲はアル・ジャロウの透明感のあるスムーズな声が堪能できる。ジャズ、R&B、ポップスの3部門でグラミー賞を獲得するという偉業を成し遂げているほどヴォーカリストとして非常に洗練されたテクニックを持っている一方、人間的な温かみも同居しているところがまた不思議だ。心理学を専攻し、カウンセラー、ソーシャルワーカーとしての経歴も持っているらしいから、そのあたりからくるのかもしれない。




Dynosaur (この曲が入ったスタジオ・ライブ盤「Tenderness」が一時入手困難になっていたとはしらなかった。アマゾンでも品薄のよう)

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