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2015年12月22日火曜日

フォーミュラE第3戦プンタ・デル・エステ(ウルグアイ) 海辺の美しいコースでブエミ今季2勝目

12月19日、南米ウルグアイでフォーミュラE第3戦プンタ・デル・エステePrixの決勝レースが行われ、5番グリッドからスタートしたセバスチャン・ブエミ(ルノーeダムス)が優勝して今季2勝目。ルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)が2位、ジェローム・ダンブロジオ(ドラゴン・レーシング)が3位に入った。

昨シーズンも思ったことだが、海辺を走るこのコースは美しく、コース幅が広く緩やかな高速コーナーが続くレイアウトは車体が重いフォーミュラEのマシンでもスピードが乗って、見応えのあるレースが楽しめる。

ルノーeダムスのマシンは2速ギアによってスタート時の加速性能を確保しつつもシフトチェンジによるロスを最小限にしていること、そして軽さが強みになって5番グリッドからのスタートながら順調にポジションを上げて優勝につながっているのではないか。レース序盤で見事にオーバーテイクを決めてトップに立ち、そのままレースを制した。2位に入ったルーカス・ディ・グラッシのマシンも軽量でギアは3速、ルノーeダムスのマシンとともに規定最小重量まで抑えることに成功している。

車体の重さが指摘されているツインモーターを採用するDSヴァージンのサム・バードは予選では3番手だったし、このレースの翌日に行われた合同テストでは、同じくDSヴァージンのジャン・エリック・ベルニュがトップタイムに迫る2位のタイムを出していたから、既に速さは獲得しているということなのかもしれないが、まだ本戦では結果を出せていない。同じくツインモーターのレイアウトを採るネクストEVに乗る昨シーズンのチャンピオン、ネルソン・ピケJr.はゴール寸前のデッドヒートでコントロールを失い、クラッシュしてしまった。

また、今回のレースの少し前に、イギリスの名門ジャガーが次シーズンからフォーミュラEシリーズに参戦することが発表された。電気自動車は騒音や排気ガスの問題がないので内燃機関のクルマよりもレースから市販車への技術的フィードバックが容易だと考えられるので、名門メーカーの参戦でフォーミュラEシリーズが活性化することは望ましいことだと思う。


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