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2015年7月12日日曜日

飛行高度 ~ 大分発羽田行き

大分まで一泊の出張、旅先ランをしたかったのだが、あいにくの雨で断念。帰りの羽田行きの飛行機に乗り込むときも、曇り時々雨という天気だった。しかし、雲の上に上がってしまえば、夕方の便だけど、まだ十分明るい。



斜め後方に主翼の端が見える。この先端が立ちあがった翼が安定性を高める。



ただ今大阪上空を飛んでいるというアナウンス。雲に覆われて下は見えない。



雲の隙間から下界が見通せた。奈良の辺りだろうか?ずいぶん小さく見える。高度がかなり高いんだろうか。国内線の1時間半程度のフライトでもこんなに高く飛ぶんだな。



飛行高度は、天候や気流等によって決められる。高度が高いほど空気が薄くなるので空気抵抗が少なくなり、燃費が良くなる。しかし、高度が高くなるのに従ってエンジンが吸い込む空気量も少なくなり、出力が落ちてしまう。そのバランス上、一番効率が良いのは1万メートルなのだということだ。しかし天候や気流によっては、思い通りの高度が飛べるとは限らない。

飛行前に機長と副操縦士がその日の航路の天候を見て高度を決め、それに合わせて必要な燃料を入れる。さらに飛行中も状況によって修正を加えたりする。なかなかダイナミックな仕事だ。

左旋回中。高高度で飛んでいても、さらにはるか上空まで雲があるように見える。

雲というものの、地上からは計り知れない層の厚さには、飛行機に乗るたびに驚かされる。

東に向うにつれて雲がなくなり、下界が見通せるようになった。圧倒的に大きな地球の大気圏の仕組みの中で、人の営みは本当に小さい。



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