カリフォルニアらしい青空の下、ロングビーチ市街地コースでのレース。俳優のレオナルド・ディカプリオも姿を見せていた。彼は参戦するチームの一つ、ヴェンチュリ・グランプリの共同オーナーを務めているということだ。
ロングビーチ市街地コースはインディカ―レースでも使われるコースとして知られるが、インディカーのレースは1周3.167kmのコースで行われるが、フォーミュラEで一部が短縮され、7つのコーナーによって構成される全長2.100kmのコースとされている。
クラッシュすると他車を巻き添えにしやすいのは市街地コースだから仕方がない。今回のレースでセーフティカーが出たのは2度。
3番手スタートのネルソン・ピケ・ジュニアが見事なスタートで直後にトップに立ち、そのまま優勝。
父親のF1ドライバー、ネルソン・ピケがF1で初めて優勝したのと同じ場所で初優勝を決めた。
鈴木亜久里率いる日本チームのアムリン・アグリは、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが7位、サルバドール・デュランが17位だった。
6戦が終了して勝者は6人。チームもe.dams・ルノーが2回優勝している以外は全部別チーム。大激戦ともいえるが、事実上ワンメイクレースでチームの力量差が小さいからなんだろう。
初年度となる今のシーズンには全10チームが参加していて、全てのチームが同一のマシンを使って戦うことが義務づけられている。
次の2015-16シーズンはこの規定が緩和され、パワートレイン(モーター、インバータ、ギヤボックス、クーリングシステムが含まれる)を自由に選ぶことができる。
さらに第3シーズン(2016-17)にはバッテリーが自由化され、第5シーズン(2018-19)までには各ドライバーがレース途中でマシンを乗り換えることなく、1台のマシンで走りきれることを目指すということだから今後の進展を楽しみにしたい。
次回はいよいよモナコでのレースが5月9日に開催される。F1なら一番面白いコースの一つだが、フォーミュラE用は約半分のコースとなる。あのモナコGPの登り坂は、さすがに電気自動車にはバッテリーが厳しいんだろうな。
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