運動量の多いアスリートであれば、炭水化物を大量に摂るというのもありなんだろう。
以前のエントリー「奥が深いダイエット(食事法)」にも書いたが、格闘家向けのダイエットとして、プロテインやサプリを摂らず、炭水化物取りまくりという「ドルチェ式」というのものある。
ヴィーガン(完全菜食)のウルトラマラソンランナー、スコット・ジュレクはこう言っている。
「筋肉を作るのに重要なのは、全摂取カロリーなんです。もちろん、プロテインに含まれているアミノ酸は筋肉を修復するのには重要ですが、考えられているほどは必要とされていません。筋肉を作ってくれるのは、主にカロリーの方だからです。」
ベジタリアン(ヴィーガン)になる理由
毎日長時間トレーニングをするウルトラマラソンランナーが大量の炭水化物を摂るのは、ある意味自然なことだろう。
食を考える時は、身体のことだけ考えていてはダメだという話もある。
脳はブドウ糖を必要とする。他の器官がブドウ糖を取り込めないようにしてでも、必要なブドウ糖を確保しようとする。(リンク)
脳は大食漢、食を考える時には脳を考える必要がある。
糖尿病の治療はまず運動療法と食事療法(イコール糖質制限)、と考えるのが一般的なんだろうけど、それほど単純ではないようだ。
日本人の糖尿病は違います
糖質制限を是とする考え方としては、例えば、
ブドウ糖なしでも脳は活動できる(リンク)
古代人はブドウ糖ではなくケトン体をエネルギーしていたと考えられる。(リンク)
糖質を減らした食事を続けると、体が脂肪を分解しケトン体をつくりエネルギー源とする。
狩猟民族等が糖質をほとんど摂らず、ケトン体をエネルギー源としていることは確かだろうから、糖質を減らすのか?タンパク質を減らすのか?どちらが良いのかは置いておくとして、どちらも成立するというのは、人の身体の順応性を示していると言ってよいのではないだろうか。
でも、現実的なことをいえば、現代の日本で糖質制限食は食費がかかってしまいそうだな―。
肉食を多く食べる糖質制限食は、本当に正しいのだろうか。(リンク)
糖質制限ダイエットの論争(リンク)
奇跡が起こる超小食(マクロファージ)
いろんな考え方があってきりがないというか、興味は尽きないが、とりあえずの方針として、
ランニングその他の運動は必須。
環境のためにも、肉食を減らす。
砂糖は中毒性がある。
空腹の効能を見直す。
というところかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿