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2013年12月6日金曜日

一音是界のブルースギター、アルバート・コリンズ

この人のギターを始めて聴いたときはぶったまげた。最初の一音でノックアウトされた。
尺八の世界で「一音是界」という言葉があるときいたことがある。
一音で世界を表してしまうような音、というようなことだろうか。確かに尺八の音は深く、鋭く、一音でその場の空気を変えてしまうようなインパクトがあるが、この人のギターもそれに近い境地にあるように思う。

ついでに言うと、この人はライブの時は100メートルぐらいのシールド(エレキギターとアンプをつなぐコード)をひきずって歩きまわりながら演奏したらしい。エレキギターのシールドは長いと電気信号が減衰してしまい、特にレコーディングの時はできるだけ短めのシールドを使ったりするぐらいのものだから、100メートルのシールドなんて、普通は考えられない。それでなおこの鋭い音が出るのだと知って、さらにぶったまげた。

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