昨日は3月にしてはかなり寒い一日でしたが、萩の松陰神社を再訪しました。
吉田松陰が残した数多くの言葉の中に、
「体は私(わたくし)なり 心は公(おおやけ)なり」
という言葉がある。(吉田松陰語録より)
”体は私で、個別的なものであり、心は公で、普遍的なものでなければならない。
私の肉体を使って、身をかえりみずに公のために役立てる者はりっぱな人であり、公である心を私の欲望のために満足させることに使おうとする者は、徳のないとるに足らない人である。”
この言葉の意味を改めて噛みしめてみる。肉体は自分だけのものだが、心の奥の想念の波動は確実に他に伝わる。自分以外の他者であったり、あらゆる他の存在とつながっている。だからこそ、心は自分だけのものではなく公のものとして、公のために役立てる責任があると考える、そういう態度は目に見えるものばかりを追い求める今の時代にこそ必要なのではないだろうか。
昼過ぎにはみぞれまじりの雨も降り、風もあって菊ヶ浜も波立っていました。
Cafe Gallery 藍場川の家 にて
0 件のコメント:
コメントを投稿