風下側の海面にフォイル(水中翼)のついた片足をつっこんで、バランスを保ちながらマストを直立させて高速で走るAC75艇で戦うレース、アメリカスカップが、今回は波が荒いスペインのバルセロナで開催される。
前回は穏やかなニュージーランドのオークランドでのレースだっただけに、過去の経験豊富なチームといえども油断できないだろう。
スイスのチーム・アリンギ(現在はアリンギ・レッドブル)は、過去にはアメリカスカップで勝利したこともある伝統あるチームだが、ここしばらく参戦しておらず、難しいAC75規格のヨットについても経験がない。その点は前回の経験があるチームに対して確実に不利ではあるが、レース開催場所となるバルセロナにいち早く拠点を構えることができたことは、特に海の天候が荒れた場合には大きなアドバンテージになる可能性があるだろう。
10月の本戦が楽しみだ。
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