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2021年7月23日金曜日

【東京2020】自転車ロードレース(男子)優勝は?

明日は東京オリンピック自転車ロードレース(男子)が行われる。獲得標高4,865メートルの厳しい山岳レースとなるため、いろんな人が優勝を予想しているのは先日のツール・ド・フランスを圧倒的な強さで制したスロベニアのタディ・ポガチャル、あるいは、同じくツール・ド・フランスで3回のステージ優勝、それも山岳ステージ、タイムトライアル、平地スプリントと3種類のコースで優勝するという、規格外の強さを見せたベルギーのワウト・ファンアールトだ。

確かに驚異的な強さをもった二人だが、まずポガチャルについては、やはりツール総合優勝の疲れが残っている可能性と、同国の強力なパートナーとなるプリモシュ・ログリッチのツールでの怪我からの回復度合いが未知数だ。

そして、ファンアールトについては、強力なスプリント力をライバル全員から警戒されるだろうということが想定される。去年のUCI世界選手権ロードがそうだった。終盤、ジュリアン・アラフィリップが独走状態となり、後続集団の中にファンアールトがいたために全員がファンアールトのスプリント力を警戒し、強力体制が築けず、みすみすアラフィリップの独走優勝を許してしまった。明日のロードでも、終盤、三国峠を登り切ったあたりで先頭集団がクライマー勢とファンアールトという状況になれば、ほぼファンアールトで決まり、とも考えられるだけに、厳しくマークされることになるだろう。

そうなった場合、ダークホースとして想定されるのは、オランダのバウケ・モレマではないか。バウケ・モレマは日本のレースで2度優勝しており、今回のオリンピックにはかなり前から照準を合わせているようだ。今年のツールではピレネー山脈でステージ優勝を決めている。それも、明日のロード同様に、最後は43キロ下り基調の道を独走しての優勝だった。
また、オランダは5人の出場枠があり、その中にトム・デュムランがいる。デュムラン自身はタイムトライアルに照準を合わせており、ロードではアシストとしての活躍が期待できる。これも強力なサポートになるんではないか。

その他にも強力なクライマーが多数参加するが、上りゴールではなく、下りと、最後は富士スピードウェイ周回があるので、スプリント力のないクライマーは、三国峠の上りでアタックを決めて、あとは逃げ切るしかないので、ちょっと苦しいところだ。

ということで、バウケ・モレマ優勝と予想する。

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