ツールで総合優勝争いにからむ大物がほぼそろうツール前哨戦クリテリウム・デュ・ドーフィネは大波乱に終わった。
第4ステージで大規模な落車があり、プリモシュ・ログリッチ、ステーフェン・クラウスヴァイク、ティボー・ピノ等が巻き込まれた。エガン・ベルナルは既にリタイヤしている。
最終の第5ステージではログリッチは出走せずリタイヤ。クラウスヴァイクもリタイヤし、総合争い2大チームのイネオス、ユンボヴィスマともにエースを失う波乱
ナイロ・キンタナも膝の痛みでリタイヤ。
ユンボのアシストだったセップ・クスがステージ優勝。
コロナ禍の影響で各選手ともコンディション調整が大幅に狂っている今シーズン。特にツール・ド・フランスなど3週間の長丁場となるグランツールで各選手がどの程度力を発揮できるかと考えるだけでも大波乱が必至だが、それに加えてログリッチ、ベルナル、フルーム、アラフィリップがそろって2020年から年運天中殺、こんな偶然あるだろうか?
もちろん天中殺だからといって、良い結果が出せないわけではない。例えばゲラント・トーマスは、2018年、2019年と年運天中殺だったが、2018年にはツール総合優勝を果たしている。この年はチームスカイとしてフルーム、ゲラントのダブルエース体制で、ジロ制覇の疲れの残るフルームよりも好調でマイヨジョーヌを獲得しつつも、リーダーのフルームを立てる謙虚な姿勢を貫いていたことが、むしろ良かったのだろう。
トム・デュムラン、ロマン・バルデは8月9月が月運天中殺。あまり波乱なく結果を出せそうなのはゲラント・トーマス、ナイロ・キンタナ、クラウスヴァイク、ティボー・ピノあたりか。まあ、今年は何が起こるかまったく分からない。
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