ようやくオーストリア2連戦で開幕した今年のF-1。初戦はしかし、リタイヤ続出、セーフティカー頻発の大波乱のレースとなり、優勝はバルテリ・ボッタス、2位はなんと予選でまったく振るわず下位に沈んだフェラーリのシャルル・ルクレール、3位はマクラーレンのランド・ノリスという結果に。
オーストリアを得意とするバルテリ・ボッタスの優勝はまずまず順当とも言えるが、メルセデスの2台は後半トラブルを抱えて縁石を使えない状況だったらしく、ペースを上げられなかった。詳細は分からないが、今年のメルセデスのマシンは、昨年の暑さに対する弱さを改善しつつ空力を犠牲にしないために、作動温度を高くするという方法を取っていることが開幕前のテストで言われていた。内燃機関の燃焼系にしても、MGUやバッテリー等の電気系にしても、作動温度を上げることは簡単なことではない。特にこの暑い夏に開幕することになった今年のF-1の前半戦は、メルセデスのアキレス腱になるのではないだろうか。
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