F-1グランプリがオーストラリアで開幕し、プラクティスが始まったが、大方の予想に反してハミルトンが速い。正直な感想は、「ああ、やっぱり。」理屈ではないが、開幕前に圧倒的有利を伝えられたのはフェラーリだが、今のフェラーリとベッテルにはオーラが足りない。
F1はカリスマが力を発揮する。今のドライバーでカリスマ性があるのはルイス・ハミルトンだけだ。そして、もう一人カリスマ性を持っている人物はドライバーではなく、レッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイだ。
エイドリアン・ニューウェイとカリスマドライバーは相性が悪い。エイドリアン・ニューウェイと、現在フェラーリのデザイナーであるロリー・バーンは、長年にわたってチャンピオンを支え続けたスターデザイナーだ。
以前のエントリー:今シーズンのF-1要注目はロリー・バーンのフェラーリ対エイドリアン・ニューウィーのレッドブルによるデザイナー対決か?
ロリー・バーンのほうはアイルトン・セナのデビューしたマシンを設計し、その後、ミハエル・シューマッハのチャンピオンマシンを、ベネトン、フェラーリの両チームにわたってつくり続けた。一方、エイドリアン・ニューウェイのほうは、セナの最後のシーズンのマシンをデザインしたが、わずか数戦で終わってしまった。シューマッハはニューウェイのマシンには乗っていない。
面白いのは、ハミルトンはどっちのデザイナーのクルマにも乗っていないことだ。
今年もハミルトンの年になるのか、あるいはエイドリアンの年になるか、どっちかのような気がする。勝手な直感では。
さらにうがった見方をするならば、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはカリスマになるかどうか微妙なところにいて、もしカリスマになるなら、エイドリアンとは相性が良くないかもしれない。
フェラーリには、カリスマドライバーが必要だろう。ルクレールがカリスマといえるかどうかは、まだよく分からない。
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