これが本物のデッドヒートだ。
アイルトン・セナのマシンは、強かった時期のマクラーレン・ホンダ。セナはこの年3度目のワールド・チャンピオンになった。
対するジャン・アレジのマシンは非力なV8エンジンのティレル。また、アレジはドライバーとしての実績からいえばセナとは比ぶべくもないが、ここ一発の速さでは一目置かれていたドライバーだ。一度セナに抜かれてもすぐ抜き返している。
今は技術の進歩でレースが緻密になりすぎて、優等生タイプのドライバーばかりになって、こういうタイプのドライバーはいなくなってしまった。
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