特に、地中海に浮かぶコルシカ島の美しい自然、海岸線だったり、山の尾根づたいの道だったり、あるいは田舎の家の軒先をかすめるように走る一般道だったり、そんなコースで行われるツール・ド・コルスは魅力的だ。
巨大なショービジネスになってしまったF-1などと違って、WRCのドライバー達はトップドライバーも含めてみんな謙虚で素朴、スポーツマンシップが感じられるのもいい。
今回のラリーでは、ところどころウェットの路面でタイヤの温度が上がらず、難しいコンディションの中、セバスチャン・オジェとのフランス人対決が注目されたセバスチャン・ローブは初日クラッシュで優勝争いから脱落、クリス・ミークもヤリマティ・ラトバラもクラッシュし、ティエリー・ヌービルはセットアップに苦労して2位から3位に後退しオジェに届かない。結果的にオジェが余裕を保ってのトップとなった。
コーナーが続く難コースは、少しでもマシンに自信がないと、すぐタイムが落ちてしまうという。
序盤からトップを守ったオジェはヌービルに対して精神的に優位を保った。この優位がシーズンを通して続くのではないか。
トヨタはターマックでも戦えることが分かった。ただ、選手権では3人のドライバーが勝ちを分けてしまうのが不利になるのではないか。
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