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2018年4月3日火曜日

WRC第4戦ツール・ド・コルス(フランス)予想

間もなく開催されるフランスのコルシカ島で行われる伝統のラリー。地中海に浮かぶ美しい島を縫うように走るワインディングロードの路面はターマック(舗装路)で、コーナーが限りなく続くコースは、経験値と正確さ、辛抱強さが要求されるという。




地元フランスのドライバーの優勝が多いイベントなので、選手権をリードしているセバスチャン・オジェと、過去4度勝っているセバスチャン・ローブという二人のフランス人ドライバーの対決が注目されるが、昨年を含め過去2回優勝しているヒュンダイのティエリー・ヌービルにも大きなチャンスがある。

シトロエンのもう一人、クリス・ミークは過去ここで優勝していないが、昨年はエンジントラブルでリタイヤするまではリードしていたのだ。シトロエンのマシンは元々ターマックには強く、さらにここでアップグレードされるという。このアップグレードはマシン全般に及び、エンジンの特にアンチラグ・システムにも進歩を加えているという。

派手なドリフト走行になるグラベルよりも、繊細なレスポンスが求められるターマックにおいて、アンチラグ・システムの改良が大きなメリットとなる可能性は高い。




派手なアクションが少なく、タイヤのグリップを効率よく使い切るローブの走りもターマックラリーで強みを発揮するだろう。


トヨタのラトバラは2015年にフォルクスワーゲンで優勝経験がある。トヨタのマシンがターマックでどれだけ戦えるようになっているかも注目だ。今一番尖った走りをするオットー・タナクがトヨタのマシンでどんな走りを見せてくれるのかも楽しみだ。


ターマックで速いヌービル。ここでヌービルに勝っておいてもらわないと、シリーズが面白くない。



逆にここでオジェに勝たれるようだと今シーズンのWRCはオジェの圧勝ペースになってしまうんじゃないだろうか。

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