アゼルバイジャンGPは、サーキットレイアウト上オーバーテイクが多いし、面白いレースだったけど、後味が悪いのは昨年同様。
中盤まで激しく動いたのは中団グループで、上位グループは終盤まで動きがなく、作戦が奏功してトップを走っていたボッタスにベッテルがアタックして失敗し、そのアタックをしりぞけたボッタスも最後の最後にタイヤバーストで脱落し、レッドブルが同士討ちで潰れていたおかげでハミルトンが優勝という結果になったが、ハミルトンが速さを取り戻しての勝利とは言えないだろう。
メルセデスのフロントサスは事実上モノスプリングと推測されている。リヤサスを動かす反面フロントサスを固めるのは今年のトレンドだが、極端な設計はセッティングの幅を狭めないか?素人考えだが、フロントサスがロールを許さない場合、コーナーリング時の前輪荷重は一気に外側に集中するから、前タイヤは温まりやすくなるが、相対的に後輪が温まりにくいということになり、タイヤ温度コントロールに苦労するという結果になっているのではないだろうか?
エンジンサーキットなのでメルセデスエンジンユーザーが強かったが、ルノーエンジン勢も悪くなかった。来シーズンに向けてレッドブルはどういう決断をするだろうか?
また、これだけチーム内でドライバー同士のいざこざがあると、来シーズンに向けてのストーブリーグが今から気になってしまう。レッドブルからリカルドがもしフェラーに行ってしまうと、フェラーリに冷遇されているライコネンは放出、レッドブルの空席にガスリーが昇格、という可能性が高まるのではないか?
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