さて、昨日書いたように、ジェットイグニッションを使うようになるかもしれないホンダのパワーユニットを積むF-1来期のマクラーレンは、果たしてどれだけ強くなるだろうか?
マクラーレンチームの歴史を振り返ると、タイトルを取った時には優れたドライバー、エンジンとともに、天才的なデザイナーがいた。
プロストとセナが活躍した1980年代後半には奇才ゴードン・マレーが超低重心のマシンを生み出した。1998年、99年にミカ・ハッキネンがチャンピオンになった時は、どのチームでも必ず勝つマシンをつくる天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイが、タイヤメーカーのブリジストンと組んでその年に大きく変わったレギュレーションの最適解をいち早く見いだしたことが大きかった。
今季を見る限り、シャシーの面でもメルセデスとレッドブルが優れているようだが、来期2017年は、車体のレギュレーションが大きく変わることになっているので、新しいレギュレーションでの最適解をいかに早く見つけるかという、デザイナーの力が大きな影響を持つ可能性があるのではないかと予測する。
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