「ゲンロク」という自動車雑誌は、エキゾチックカーや高級スポーツカーなど、私達一般庶民には一生手も届かないようなクルマばかりが取り上げられる雑誌だ。12月号もラ・フェラーリやアストン・マーチン、ベントレーといった超高級車が目白押しだ。
しかしそんな雑誌にも、EV(電気自動車)に関わる記事がちらほら目につくようになってきた。ポルシェも電気自動車のコンセプトモデルを発表し、テスラのような高級高性能の電気自動車も出る時代だ。ラ・フェラーリも電気モーターを使ったハイブリッドだし、マクラーレンもハイブリッドのモデルを販売している。電気を使うことの大きなメリットは、エネルギー回生ができることと、もう一つは内燃機関が苦手な発進が得意なことだ。より効率の良いクルマを考える上で電気駆動ははずせない。
特にヨーロッパでは、一昔前まではエコといえばディーゼルだったが、今は急速にEV寄りになっている。ドイツでは、2030年以降はEVかPHEVしか販売できなくなるという法律が通ったようだ。ディーゼル離れが急速に進みつつあるのは、フォルクスワーゲンの問題も当然影響しているのだろう。
「ゲンロク」に出てくるようなクルマを買うような層は、基本的に最新のものが好きだし、それだけに時代の進む方向は読める。それから、資本主義の世の中を運営している金持ち連中を抜きにしてエコは進まないだろう。
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