pinterest

2016年4月30日土曜日

4月30日が、国際ジャズデイだったとは、知らなかった。

4月30日が国際ジャズディだということを、今日初めて知った。
何とユネスコが提唱して2011年に制定されたらしい。

(ユネスコスクールのサイトより)
4月30日は「国際ジャズデイ」です。平和と結束、対話、人々の協力関係を推進する力、および教育的ツールとしてのジャズの価値を国際社会において深めることを目的として、2011年11月の第36回ユネスコ総会において、4月30日(米国でジャズ月間である4月の末日)を「国際ジャズデイ」と宣言することが採択され、12月には国連総会においても承認されました。


2015年4月30日にパリで開かれたコンサート。冒頭は私の大好きなシンガー、アル・ジャロウ。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターらジャズの重鎮に、世界各国のミュージシャンが一堂に会した。女性ドラマー、テリ・リン・キャリントンの演奏もいい。






確かにジャズにはさまざまな音楽を融合させられる可能性がある。もともと異文化の衝突から生じた音楽スタイルなのだから。ただ現代のジャズは、リスナーにとってかなり、そしてプレイヤーにとってはもっと、難解になりすぎてしまった。おおざっぱに言って、草創期のジャズを聴くと、その即興演奏は感性一発で楽しめる。その後は即興演奏の可能性を拡げるために様々な方法論が取られたが、その方法論を勉強しないと、ジャズが演奏できなくなってしまった。自由度を高めようとして、かえって窮屈になってしまった、という印象がある。

ただ、同じようなことはジャズに限らず、あらゆる芸術分野で見られる現象であり、それが意味しているのは、「自由」であろうとすれば、感性の壁を越える必要がある。逆に言うと、感性というものは自由なように見えて自由ではない。ごく限られた領域内での表現しか、感性は美しいとか、楽しいとか感じないのではないか。

そういった両面を含めて、ジャズが世界の人々、文化を結びつけるきっかけになったら素晴らしいと思う。何しろジャズの最大の武器は、その間口の広さであり、その間口の広さによってさまざまな音楽を融合させてしまう可能性を持っているのだ。


あらゆるジャンルを横断しながら躍進を続ける新世代のジャズ・バンド、スナーキー・パピー


0 件のコメント:

コメントを投稿