二人の東洋の女性シンガーを紹介したい。
一人はポルトガル語圏、スペイン語圏を旅して歌を追求してきて、ここ数年「クレオール文化の視点で日本を見る」ライブに軸足を移しているという松田美緒、もう一人は北京に生まれながらも少数民族の音楽やチベット仏教文化などへの理解をもとに独特の音楽を創り出した薩頂頂(サー・ディンディン)。音楽スタイルはもちろん全く違っているが、自らが元々持っているはずの東洋的な要素をあくまで素材の一つとして客観的に捉え、作品の中で活用しているところが共通しているように思うのだ。
松田美緒 Lemongrass レモングラス PV
ありきたりな「日本風」とは全く違う、だけど日本でしかあり得ない独特の味わいがある。
薩頂頂 Sa Dingding - Capricorn
壮大なスケールの中につつましく生きる少数民族の姿が印象的だ。
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