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2014年3月31日月曜日

つながる魂~「人は死なない」

「人は死なない」(矢作直樹)という本を読んだ。臨床医でありながら、自身の、あるいは患者の数々の体験から、不滅の魂の存在について真摯に向き合っている。最先端の医療技術をもってしても、人の命はわからない、という自らの体験からはじまり、臨死体験、体外離脱、「他人」の霊が入り込むのを体験した患者の話等、魂の存在を科学的に云々しているわけではないが、いわば状況証拠的に魂の存在を感じさせるエピソードを通して、自らの考察を記している。

またそれは、ラインホルト・メスナーという登山家が、極限状態で少女の霊魂に導かれて人類初のエヴェレスト単独登頂に成功した話など、われわれの住んでいる世界によりそうように存在する世界であることを感じさせる。

時空を越えてつながる魂の世界は決してはるか遠くの世界ではない。ウェブによって少なくとも空間と立場を越えて魂と魂がつながれる現代だからこそ、こういった本が世に出るのかもしれない。

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