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2013年9月9日月曜日

ゆっくり長く走るということ

「Born to Run」を英語版で読んでいる最中だが、その中に、Carl Lumhoultzという探検家・民族誌学者の言葉として、印象深い言葉があった。

All our troubles, violence, obesity, illness, depression, greed we can't overcome began when we stopped living as Running People.

我々のすべての問題、暴力、肥満、病気、落ち込み、貪欲といった克服できない問題は、我々が「走る民」として生きることをやめたときに始まった。(拙訳)

我々ヒトはひどく足が遅い。短距離走では動物にとてもかなわない。しかし、エネルギー効率が良く、旺盛な発汗能力を発達させ、体温が上がらないように長時間ゆっくり走る能力を身につけ、全速力で逃げてやがてオーバーヒートしてしまう獲物を集団で追いつめ捕獲する、「持久狩猟」という狩猟法によって生き延びたという説があるのだ。



ゆっくり長く走るということが、ヒトにとって根源に関わる力なのだとしたら、そこに立ち返ることによって、何かが見えてくるのではないかと期待して、走り続けたいと思っている。


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