ずっと前から関心を持ち続けていることの一つなのだけれど(今見えていることの限界)、日本人の脳は、虫の声とか、川のせせらぎのような自然音を、何か意味のある音として感じ、言語脳といわれる左脳で処理しようとする特殊な性質を持っているらしい。
そういう脳を、おそらく自分も持っているからなのか、こういう作品の、ある意味無機質な音にも、意味をさぐろうとしてしまう。
「地球上の気象データなどを元にして、時間とともに滴の落ちる量や場所が変化し、水滴に合わせ、広がり、干渉しあう波紋とサウンド」
規則的な人工のリズムとは違う、自然から発せられる時間の波が、静かに、心地よく体に沁みてくる。
12月25日(日)まで、JR山口駅のすぐ近くにある
で公開されている。
山口駅前の銀杏並木があざやかに色づいていた。
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