ステージ３。やっとゴール前がフラットなスプリントステージだが、そこに至るまでは前日までと同様、アップダウンが連続する。
このブルターニュ半島が山がちなのは、地質学的に古いアルモリカ山塊の西側にあたるからだ。スペインとの国境にまたがるピレネー山脈や西端がちょっとフランスにかかっているアルプス山脈を除けば、フランス国土の中にある大きな山地は、このアルモリカ山塊と、南東寄りに広がる中央山塊ということになる。今回のツールは山がちのブルターニュからスタートして、中央山塊には登らず、それを避けるように平地ステージを経てアルプス山脈の西端に向かい、アルプスで山岳ステージが2日、その後地中海沿岸を通ってスペイン国境のピレネー山脈に向かうことになる。
最後はマイヨジョーヌのマチュー・ファンデルプールがチームメイトのスプリントのために牽引、それが奏功してティム・メルリエがステージ優勝を決めた。
そして何と今日も落車が頻発。最有力スプリンターのカレブ・ユアンも落車、鎖骨骨折でリタイヤすることになってしまった。総合勢もゲラント・トーマスとプリモシュ・ログリッチが落車で遅れてしまう事態に。一方昨年ツール総合優勝のタディ・ポガチャルは落車の影響は受けたが、被害は最小限にとどまっている。
次のステージ４はかなりフラットだが、横風にさらされる可能性が若干ありそうだ。集団が分断されて思わぬ遅れをとることも考えられる。その場合はチーム力が試されることになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿