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2021年1月28日木曜日

フランス人クライマー、ロマン・バルデ、新チームでの活躍に期待!~R.BARDET PEUT-IL REVENIR AU SOMMET CHEZ TEAM DSM ?

2012年から在籍した母国のチームAG2Rから、チームDSM(旧サンウェブ)に移籍したフランス人クライマー、ロマン・バルデ。チームAG2Rでは絶対エースとしてツール・ド・フランスでの勝利を期待され続けたことはかなり重圧だったようだ。


バルデは2013年にツール・ド・フランスに初出場し、落車リタイアしたエースのジャン=クリストフ・ペローに代わりエースを担い、フランス人最高位となる総合15位となった。その後毎年出場し続け、2016年は総合2位、翌2017年は総合3位と2度表彰台に上っている。ツールでのステージ優勝は通算3回。クリス・フルームとの激坂での格闘はすごかった。フランスが誇る世界最大の自転車レースながら1985年のベルナール・イノー以来一度もフランス人が総合優勝を果たしていないだけに、フランス中の期待を一身に集めての参戦が続いていた。

ドイツ籍のチームDSM(旧サンウェブ)は、選手を厳格に管理することで知られているらしい(なぜマルク・ヒルシはUAEへ移籍したのか?その理由とは?- Bike News Mag)。しかし、絶対エースの立場に置かれるよりは、チームの方針に従って管理してもらいながら、時にはエースとして、時にはチームメイトのための走り、というふうに与えられた役割を果たしていくほうが性に合っているということのようだ。

華奢な外見に似合わず熱い走りで、急勾配の上りで仕掛けるアタックが持ち味だけに、グランツールで戦略的に勝利を狙うより、山岳ステージでのステージ優勝や、ワンデークラシックでの勝利を狙うのもむしろ合っているのかもしれない。下りの速さもあり、2018年には冷たい雨に見舞われたストラーデ・ビアンケで2位を獲得したように、過酷なコンディションでも強さを発揮できる。新チームでの活躍に期待したい。




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