pinterest

2020年12月8日火曜日

アルフォンシーナと海~Maurane Alfonsina y el mar Live à l'Olympia

年齢とともに耳の聴こえは悪くなる。主に高周波の音が聴き取れなくなる。昔聴いて感動した音楽を久しぶりに聴くと、何だかぼそぼそした味気ない音に感じられたりしてがっかりすることさえある。そのせいもあって、音楽を聴く量はめっきり減ってしまった。
それでも、ふとしたきっかけに思い浮かんだ曲をどうしても聴きたくなって探すことがある。1997、8年頃フランス滞在中に、街で見かけて何となく買ったカセットテープに入っていた曲が、切なくも美しいメロディだったことが思い出された。歌っているのはフランス人シンガーなのだが、その曲がフランス語でないことは分かった。ポルトガル語か?イタリア語か?そのカセットテープは手元になく、シンガーの名前も、アルバム名も、その曲名も憶えていないのだが、インターネットで探し当てることができた。



「アルフォンシーナと海」という、けっこう有名な曲のようだ。アルゼンチンのマルデルプラタにあるラペルラビーチの海で、病に苦しみ自ら入水したアルフォンシーナ・ストルニという詩人のことをうたった曲だという。歌詞はスペイン語。なんとも哀しい歌だが、モラーヌというこのシンガーは芯の通った力強い歌いぶりで聴かせる。

0 件のコメント:

コメントを投稿